貝塚市学術講演会
勤務医の日根野谷悠です。
先日(2月17日)午後より、貝塚市歯科医師会主催学術講演会に参加させていただきました。
市や地区によって歯科医師会は支部に分かれており、日根野谷歯科医院は泉佐野・泉南支部に所属しております。
定期的に各支部とも研鑽を積むため学術講演会を開催し、他支部とも交流しております。
今回の標題は歯周病。
最近はテレビ・雑誌などのメディアでも取り上げられていますが、単に歯周病は歯を失うに留まらず、内科的疾患特には糖尿病との関連も立証されています。
その原因はいわゆる歯周病菌で、歯垢として目に見えるようになります。さらには毒素や粘着成分を纏いバイオフィルムという集合体を形成。口腔内にて繁殖します。
毎日の歯磨きとはこのバイオフィルムを機械的物理的に取り除く行為です。
体の抵抗性や菌の種類は個人差がありますが、多くの歯周病は歯磨きで改善されます。
「歯医者に行くと磨けていないと言われる」
とよく言われてしまいますが、歯周病によって歯を失い、体を蝕む病になることを思うと…今日も口うるさく言ってしまいます。
ですが歯周病の治癒の主役は患者さんということ、私達はそのお手伝いをさせていただくことを学びました。
ぜひご一緒に健康な口腔内環境を獲得しましょう。